営業マンの放浪日記

ストレスがかかるとき

岩本尚吾の日記2018/07/18



東北・九州地区担当の岩本尚吾です。



各地で異常気象が続いています。



4日連続 猛暑日の場所が 全国で100か所以上あるようです。 



皆様の地域でも 暑い日が続いているのではないでしょうか。



当たり前かもしれませんが、このような日が続くと



人間にもストレスがかかると思うのですが、牛達にもストレスがかかっています。



実は、いろいろな牛舎へ行くと



同じような広さ、同じようような頭数で管理していても、それぞれ環境は違います。



働いている人にとって(牛にとっても)快適な牛舎があったり、



風の流れがなく、臭気があり、ドヨーンとしていて 湿度が高い牛舎もあります。



いろいろな牛舎があり いろいろな飼養管理がある というのが 現状だと思います。




鹿児島では、熱中症になり食べなくなっている牛が(死んでしまった牛も)いると聞きます。



やはり、できる範囲で環境改善をして欲しいと思っています。



暑さは 毎年繰り返しますので、



来年に向けての予防(まだ夏は始まったばかりなのですが  )にもなります。



扇風機 や 寒冷紗の設置、ミストの活用など 少なからずコストはかかりますが、



牛を1頭ダメにすることを考えたら 費用対効果はあると思います。


☆1頭 落ちこぼれがいるということは、目に見えない予備軍がいるということです。 




熱中症にかかわらず、下痢をしたり、血便をしたり



牛にストレスがかかっているとき(かかっていると予想されるとき)には、



できる範囲での環境改善をしてくださいませ。



そして、もし可能でしたら 



そのような牛達には、生菌剤を多めに給与して欲しい と 思っています。



もちろん、どんな生菌剤でも構いません。



今給与しているものを通常量より多めに(2~20倍くらい)給与して欲しいと思っています。



☆生菌剤は 基本的に 多めに給与しても影響はありません。




ストレスがかかるときには



腸内細菌叢を整えること、 ルーメンを安定させること が 大切です。




アースジェネターに関しては



肥育牛、母牛、育成牛などには 1日 通常 5グラム(約12円)給与なのですが



下痢をしたり 血便をしたりというとき(ストレスがかかっているとき)には、



10~100グラム(調子の悪い牛だけで構いませんので)給与してくださいと伝えます。




多めに給与してください と 言いながら



モリモリ使ってもらおうという ヤマシイ気持ち!?は 少ししか!?ありません・・・ 




調子の悪い時には できるだけ早く



腸内細菌叢を整えること、 ルーメンを安定させること が 大切です。




100グラム 給与(極端に調子の悪い牛がいるときです)したらお金がかかる・・・ 



と 言われるのですが



100グラム給与した時のコスト は 約250円です。



生ビール ジョッキ 半分!?のコスト です。 



3~7日間継続給与したら 少なからず なんらかの変化 が 見えてくるのではないかと思います。



☆あくまでも個人的な意見です。 




ただ・・・ 生菌剤を多めに給与したから 病気が治るとか、そういうことはありません。 



生菌剤は薬ではありませんし、基本的に即効性はありません。




牛達の調子が悪い時に 治療と並行しながら できるだけ早く



腸内細菌叢を整えること、ルーメンを安定させること が 大切だと思っています。 




だまされたと思って、試してくださいませ。