とある酪農家さん(搾乳牛120頭規模)にお伺いしました。
泌乳牛はフリーストール牛舎と発酵床牛舎(治療牛など)で
飼養しています。
先日、大腸菌の乳房炎が数頭発生したので、
発酵床をきれいな(乾燥)状態にする為、
慌てて発酵床の床換え(上部30cmほど)を実施して、
バークを敷材として投入したとのことです。
すると・・・
更に大腸菌の乳房炎が増えてしまいました。
そうなった原因として考えられることは、
バークを敷いて見た目はきれいになりましたが、
おそらくバーク中の大腸菌群が多いことと、
そもそも発酵が安定している発酵床を換えてしまい
牛床の環境が大きく変わったことが挙げられます。
その酪農家さんはその後すぐに発酵床へ戻し堆肥を
投入し、大腸菌の乳房炎は嘘のように治まったとのことでした。
(※今回の話ではエサの事は触れていませんが、
もちろん重要な要素であることは間違いありません。)
発酵床の不思議なところですね~!