道東のT農場さん(搾乳牛75頭)を訪ねました。
昨年12月と先月のブログでもご紹介しましたが、
この冬から発酵型フリーバーン(発酵床)に挑戦しています。
まずは先月の様子ですが、
最低気温-20℃、最高気温-2℃
牛床の温度は10℃前後(15㎝深部)でした。
所々凍結していたものの、
牛は気持ちよく横臥して調子も良く、床の暖かさを感じ、
除糞の労力も軽減されているとのことでした。
そして、今月です。
最低気温-10℃、最高気温2℃
牛床の温度は20℃弱(30㎝深部)でした。
まず、先月は15cm深部までしか刺すことができなかった
温度計が30cm深部まで刺すことができたことは、
とても良い状態を表しています。
寒さが緩み始めて発酵床の水分が高くなり、
管理が難しい時期になるのですが、
Tさんは難なく対処されておられました。
さすがです!
毎日、刻んだ麦わら(1ロールほど)を積み足しして
発酵床の高さ(厚み)がでてきたこと(最高値60cm)により、発酵状態が促進、安定してきていると思われます。
それと、週に1回ほどホイルローダーで牛床の撹拌を始めたことが功を奏していること間違いなしです。
発酵床に挑戦してから、
厳寒期と寒さが緩み発酵床の水分が高くなる難しい時期を
無事に超えようとしています。
発酵床にした最大の目的である労力の軽減(人力による除糞作業)も達成されています。
牛も気持ちよく発酵床に横臥して、エサの食い込みも良く、乳房炎も少なく、良い状態でした。
もちろん、まだまだ気が抜けませんが、
今後が楽しみですね!!