みなさまこんにちは
道東担当いそです
搾乳ロボット第三段
前回、効率良く搾ることが大切と言いました
搾乳はロボットがしてくれるようになったのに
牛が自分からロボットに入ってくれなければ
牛を追って誘導しなければならないなど
もっと手間が増えてしまいますよね
ロボット搾乳では基本的に
PMRというTMRから濃厚飼料を抜いたものと
ロボット内でもらえる濃厚飼料の与えるバランスで
牛のロボットに誘導します
つまり、おいしいエサ食べたさにロボットへ入っていき
お乳を搾られるということですね
牛舎の構造が
自由に動き回れるのかタイプか
順路が制限されているタイプか
(採食 → 搾乳 → 休息 と 搾乳 → 休息 → 採食 の2タイプ)
などでも飼料の調整が変わってくるようですが、
飼槽のPMRだけで満足させることなく
嗜好性が良く、高品質の濃厚飼料を
ロボットで給与し、アクセス回数を
しっかりと確保することが大切ですね
そして、さらに効率のことを考える時
重要になってくるのが
いかに、泌乳前期(特に分娩直後)の牛の搾乳回数を
増やしてあげられるかです
これは、ロボットに限った話ではないかもしれませんが
泌乳前期は乳腺の発達が続いており
この時期に搾乳回数を増やすことで
泌乳中・後期に向けて乳量を増やす
重要なポイントになるわけですね
ですから、効率的な面で言うと
泌乳後期の牛を誘導するよりも
分娩直後のフレッシュな牛たちのロボットへのアクセスを
増やすことほうが、よいということです!
これは、搾乳ロボットで成功するための
大きなポイントかもしれませんね!