先日、発酵床の勉強会を行い
発酵床牛舎を視察してきました。
日高の発酵床を取り入れた牛繁殖農家さんは
家族経営(2.5人)で和牛繁殖約100頭、F1受卵牛200頭
飼っています!
この規模でこの人数ですが、とても経営上手で素牛も市場で高く
売っています。
それを可能にするのが、発酵床とフィードステーションです。
掃除と餌やりに人の手をかけないことで少ない人数でも
大規模経営を行うことができます。
繁殖母牛のいる牛舎のベットは半年近く何も触っていないそうですが
その方が、菌叢が安定し
発酵状態も良いとのことで、ふかふかのベットで牛体もきれいでとても牛が
リラックスしていました。
さらに、育成牛の牛舎は月に一回ほど掃除し敷料を入れているそうですが
ほとんどが自家製戻し堆肥を足しているので敷き料代もほとんどかかって
いないそうです。
自動給餌機も、コンピュータで管理されており
飼い食いをチェックすることで見ただけでは
気がつかない細かい健康状態も把握しやすいとのことでした。
普段は人が牛舎に入る回数は朝夕の草やりのみで済むそうです。
人に余裕ができるので、牛の管理や他の作業がはかどりそうですね!
経営のことなども含め、大変勉強になりました。