九州の ある肥育農家さんのところへ行ってきました。
頭が良くて、とても優秀な肥育農家さんです。
今、和牛(去勢)を 270頭 肥育しています。
子牛セリでは よく会う農家さんなのですが
牛舎へ行ったのは 1年半ぶり くらいだったかもしれません。
いつもキレイな牛舎なのですが、今回も 相変わらず キレイでした。
その肥育農家さんの話では・・・
"今年は、今までにないくらい儲かってるね。"
"今の子牛価格 と 枝肉単価なら、まだ合う(利益はある)ばい。"
ということでした。
"今年出荷している牛は儲かってるね。"
と話す 肥育農家さんはいますが
"今の子牛価格でも まだ合う(利益はある)ね。"
と言える 肥育農家さんは 多くない(かなり少ない)と思います。
あくまでも、個人的な意見で言うと・・・
今の子牛価格 と 枝肉価格では
肥育農家さんにとって かなり厳しい というのが現状です。
子牛の導入で苦しんでいる肥育農家さんを たくさん見ています・・・
☆先月(平成28年8月)の全国平均子牛価格(頭数 20,445頭)は
メス 76.0万円 去勢 87.9万円 合計 82.7万円(税込)
2年前(平成26年8月)の全国平均子牛価格(頭数 20,949頭)は
メス 51.4万円 去勢 58.4万円 合計 55.3万円(税込)
2年間で 約27万円 子牛価格が上がっています・・・
上場頭数も 約500頭(約2.4パーセント)減っていますね。
子牛価格 や 枝肉価格は 変えることができません。
意識を変えましょう。
当たり前のことなのですが、
導入した牛達を事故なく 出荷することが大切だと思います。
(もちろん、事故は起きてしまうのですが・・・)
少しずつで構いませんので 牛舎環境を改善し、
牛達が(人間も)快適に過ごせるような環境にしていただければ
牛達は 持っている能力を発揮できるのだと思います・・・
今回行って来た 肥育農家さんの牛舎です。
(ちなみに、稲ワラを給与している時の写真です)
めっちゃキレイな牛舎ですよね!!
この一枚の写真に いろいろなことが表れていると思います。
多くを語る方ではありませんが、きちんとやるべきことをやっているのだと思います。
ちなみに、この肥育農家さんは アースジェネターを給与していません・・・
給与すると もっともっと儲かる!?と思うので
いつか!?話をしてみたいと思います・・・