営業マンの放浪日記

ある肥育農家さんの話。

岩本尚吾の日記2016/09/13

 

九州の ある肥育農家さんのところへ行ってきました。

 

頭が良くて、とても優秀な肥育農家さんです。 

 

今、和牛(去勢)を 270頭 肥育しています。

 

子牛セリでは よく会う農家さんなのですが

 

牛舎へ行ったのは 1年半ぶり くらいだったかもしれません。

 

いつもキレイな牛舎なのですが、今回も 相変わらず キレイでした。 

 

その肥育農家さんの話では・・・

 

"今年は、今までにないくらい儲かってるね。"

 

"今の子牛価格 と 枝肉単価なら、まだ合う(利益はある)ばい。"

 

ということでした。 

 

"今年出荷している牛は儲かってるね。"

 

と話す 肥育農家さんはいますが

 

"今の子牛価格でも まだ合う(利益はある)ね。"

 

と言える 肥育農家さんは 多くない(かなり少ない)と思います。 

 

あくまでも、個人的な意見で言うと・・・

 

今の子牛価格 と 枝肉価格では

 

肥育農家さんにとって かなり厳しい というのが現状です。

 

子牛の導入で苦しんでいる肥育農家さんを たくさん見ています・・・ 

 

☆先月(平成28年8月)の全国平均子牛価格(頭数 20,445頭)は

 メス 76.0万円 去勢 87.9万円  合計 82.7万円(税込)

 2年前(平成26年8月)の全国平均子牛価格(頭数 20,949頭)は

 メス 51.4万円 去勢 58.4万円 合計 55.3万円(税込)

 2年間で 約27万円 子牛価格が上がっています・・・ 

 上場頭数も 約500頭(約2.4パーセント)減っていますね。

 

子牛価格 や 枝肉価格は 変えることができません。

 

意識を変えましょう。

 

当たり前のことなのですが、

 

導入した牛達を事故なく 出荷することが大切だと思います。

(もちろん、事故は起きてしまうのですが・・・)

 

少しずつで構いませんので 牛舎環境を改善し、

 

牛達が(人間も)快適に過ごせるような環境にしていただければ

 

牛達は 持っている能力を発揮できるのだと思います・・・ 

 

今回行って来た 肥育農家さんの牛舎です。

(ちなみに、稲ワラを給与している時の写真です)

 

 

めっちゃキレイな牛舎ですよね!! 

 

この一枚の写真に いろいろなことが表れていると思います。 

 

多くを語る方ではありませんが、きちんとやるべきことをやっているのだと思います。

 

 

ちなみに、この肥育農家さんは アースジェネターを給与していません・・・ 

 

給与すると もっともっと儲かる!?と思うので

 

いつか!?話をしてみたいと思います・・・