営業マンの放浪日記

ある繁殖農家さんの話。

岩本尚吾の日記2016/05/23
ある島の 繁殖農家さんのところへ行ってきました。 
 

 

母牛頭数 は 35頭。
牛舎に行くと 母牛も子牛ものんびりしています。 
床の状態も良く、臭気も少ないです。
風通しの良い牛舎ということもありますが、人間も快適です。 
この農家さんの飼養管理ができている ということもあるのですが、
子牛の発育も良い感じでしたよ。 
その要因の一つとしては・・・
シンプルなのですが ”広いこと” だと思いました。
この農家さんは、牛達の1頭当たりの面積を、あえて広く飼っています。
☆ちなみに、出産前の母牛は1頭飼いなのですが 3m×8m の広さの牛房です。
   広いですよね。   お産の事故はないそうですよ。
1頭当たりの面積が広い方が良いのは、皆様分かっていると思います。
ただ・・・
面積が広いと どうしても 多めに!? 牛達を入れたくなってしまうのが
人間の心理!? なのかもしれませんね・・・ 
牛舎の広さは同じなのに、その中で頭数を増やしても良いことはありません。
母牛が増えていくと、子牛も増えます。
同じ広さの中で、牛達が増えていくと、少なからず牛達のストレスも増えます。
床の持ち(乾き)も変わってきますし、臭気も出てきます。
頭数を 少しでも増やすのでしたら できれば牛舎を建ててください・・・  
とは 言いにくいのですが(コストもかかってしまいますし・・・) 
牛舎の臭気 や 床の状態が悪い、牛達の調子が悪い という方は、
改めて ”広さ” も 意識してくださいませ。