営業マンの放浪日記

米沢(山形県)にて。

岩本尚吾の日記2016/03/11

 

今日、大学時代の後輩のところへ行ってきました。

 

山形県米沢市で 米沢牛を肥育しています。

(厳密には、繁殖母牛 10頭、肥育牛 90頭飼育していて、お米も作っています)

 

ちなみに、米沢牛 は 黒毛和種の未経産メス牛です。

 

そのため、後輩はオスが生まれたら 子牛セリで販売していて、

 

自家産のメス牛以外の 肥育牛は導入しています。

 

☆米沢牛の定義(簡単に書いています)・・・

 

 飼育者は 置賜三市五町に居住し 米沢牛銘柄推進協議会が認定した者で、

 

 登録された牛舎での飼育期間が最も長いものとする。

 

 生後月齢32か月以上(3等級以上)のメス牛とする。

 

米沢牛といえば、皆様が知っている 和牛のブランド牛の一つ だと思います。 

 

枝肉単価も高いんだろうなと思って、

 

今週の芝浦(東京)での成績を見せてもらったのですが、

(20人ほどの方が 24頭 出荷していました)

 

思ったよりも単価が安いように感じがしました。 

 

☆あくまでも 僕の主観です。

 

 単価は書きませんが、気になる方は個人的に聞いてください。

 

 当たり前かもしれませんが、新聞で見る枝肉単価よりは高値でした。

 

ブランド牛でも厳しいんだなぁ、と思いました。

 

というのも、 メス牛を 32か月以上 必ず 肥育しなければいけないこと。

(今は 肥育期間を短くする方が 多くなっているかもしれません)

 

米沢牛というブランドのため、あえて 但馬系の牛を肥育している方が多いということ。

(血統的なことは、今のところ 決まってはいないようですが・・・)

 

今週、芝浦で屠畜した 米沢牛 24頭のデータ を見ると、

 

一代祖が 但馬系の牛でも 枝肉重量が 550キロ前後の方もいましたが

(もちろん 枝肉重量を取ったほうが、売値が高いし経営にも良いと思うのですが)

 

後輩は 米沢牛というブランドのためにも(差別化を図るためにも)、

 

枝肉重量をあまり大きくせずに(血統的な部分も但馬を強くして)いきたいと話していました。

 

もちろん・・・

 

今は 枝肉重量を取ったほうが経営にも良いですし

 

僕も先ずは 経営第一かなと思ってしまうのですが、

(当たり前ですね) 

 

後輩は、 差別化していかなければ

 

米沢牛が 他の牛のお肉と変わらなくなってしまう という話をしていました。

(なかなか大変ですよね・・・  )

 

枝肉重量だったり 牛の血統的な部分については、

 

やはり 部会でもいろいろな意見があるらしいです・・・


 

枝肉重量を確保しながら 米沢牛らしさを出していくとか

 

米沢牛を肥育している農家さん達が 再生産できる利益を確保していくためにも

 

考えていかなければいけないことが たくさんあると思っています・・・

 

 

米沢牛 というブランドの価値を高めていくためにも

(価値を高めて 差別化して販売していくためにも) 

 

稲馬くん 今以上に 米沢牛のために やっていかないかんばい!! 

 

 

そのためにも!? 鹿児島に 牛を見に来てね!! 

 

 

ついでに・・・!?  天文館で飲もっか・・・