営業マンの放浪日記

ある子牛セリでの話。

岩本尚吾の日記2015/08/18
ある子牛セリでの話なのですが、 
”この牛どうですか!?” と知り合いの繁殖農家さんに質問された。
この農家さんの牛はいつも発育が良い。 
ただ、少し!?太っていることが多い。 
今回の牛も発育が良く、大きな牛だった。
ただ・・・  少し太っているように感じたので、
”これだけ発育の良い牛なら、出荷前に少しだけでも配合飼料を抑えれば、その分粗飼料を喰い込むし、
 もっとスッキリして なおさら肥育農家さんもチェックすると思いますよ” という話をした。
今回の牛は、メス牛だったので 県外の繁殖農家さん も見ていたようで、
結局・・・
百合茂ー金幸ー安平(メス) 268日齢 298キロ 71.2万円(セリ価格)だった。
あと少しスッキリさせていたら、もしかしたらこのセリ価格より安かったのかも!?しれないのだが、
その分 肥育農家さん(今回の場合、繁殖農家さんなのですが)のところに行って
伸びる(大きくなる)のかなぁ と思ってしまいます。
子牛セリが終わると、次回 セリに出る子牛もいて頭を切り替えなきゃいけないし、
そうこうしているうちに、新しい牛の誕生 や 牛の病気、
牛だけのことじゃなく 家族や地域の行事など 日々いろいろなことが起こり 
出荷した子牛のことを忘れてしまいがちになってしまうので
(もちろん、きちんと全頭覚えている方もいらっしゃると思うのですが
子牛セリに出るまでは、自分の納得いくカタチで その牛なりに素直に育てて、
大きいとか小さいとか 発育が良いとかそうじゃないとか 血統がどうだこうだとか!? 
そんなことに関係なく 産まれてきた子牛は 一頭入魂!? 
次の方に(肥育農家さんや繁殖農家さんに)バトンタッチして欲しいと思っています。