営業マンの放浪日記

発酵床 (夏)

植田秋良の日記2009/09/04
先日、S町のE牧場にお伺いさせて頂きました。
 
Eさんの農場では写真のように一部、発酵床牛舎で牛を飼われています。
 
この方式で牛を飼う以上、発酵床の状態の良し悪しが牛の健康に影響を及ぼします。
 
発酵床の状態の良し悪しを左右する要因としては
 
発酵床の水分状態、敷料の種類や投入量、糞掃除の仕方や頻度、牛の密度など
 
様々な事が挙げられます。
 
いずれにせよ発酵床の発酵状態を良好に保つ、
 
あるいは発酵床の微生物のバランス(善玉菌優勢の状態)を良好に保つことが
 
とても大事になってきます。
 
発酵床の維持管理方法は十人十色で、
 
基本的にはどんなやり方でも構わないと思いますが、
 
Eさんの管理方法や考え方、発酵床の状態はとても素晴らしいんです!
 
例えば夏の暑熱対策として発酵温度を下げる為にあえて水分状態を高く保ったり、
 
(といっても田んぼ状態ではありませんよ!)
 
逆に冬はサブソイラで攪拌して好気発酵を促進させ発酵温度を維持したりと、
 
微生物たちを上手にコントロールして
 
牛にとって常に快適な環境作りを行っております。
 
私も発酵床にお邪魔させていただきまして
 
風通しが良く、適度な日当たりの日陰・・・などなど
 
快適さを実感する事ができました。
 
牛の健康が保たれれば健康な糞を排泄することで
 
また発酵床の良好な状態が保たれるのではないかと思います。
 
E牧場さんではこういった好循環が生まれているんじゃないかと思います。
 
何だかとりとめなく書きましたが
 
発酵床やE牧場さんの取り組みなどお分かりいただけたでしょうか?
 
 
E牧場さん、今後のご活躍を祈っておりますよ!!
 
今後ともどうぞよろしくお願い致します!!