先日、道北のM農場(和牛繁殖牛40頭)にお伺いしました。
農場に到着後、まずは堆肥舎へ。
するとMさんは「堆肥を切返してみないか?」と意外なお言葉を発せられました。
そこで、喜んでタイヤショベルに乗りこみ切り替えしを実施。
10数年前の牧場勤務時代以来の運転でややぎこちなく、ぶつけないようにと注意して・・・
ざくっと堆肥を切返すと物凄い湯気が立ち込めてきました!!
お~すごいすごい、この寒さでも堆肥中の微生物たちは活発に活動しているんですね~!
堆肥に温度計を指すと60℃強ありました!
だんだん面白くなってきましたが、調子に乗って何かを壊してしまう恐れがあったため、
Mさんに交代しました。
当たり前ですが、さすがMさん、お茶の子さいさい、正に切返しのプロです。
何回も切り替えした1番古い堆肥を見ると、色も黒っぽく、土のような香りがして、
だんだん体積が小さくなっていました。
毎年、秋には自家牧草畑に還元しておられます。
「Mさん、良い堆肥作っていますね!畑の土にとっては最高ですよ!!」
と、私が申しますと、
「切返すとどんどん発酵していくので堆肥づくりがおもしろくて仕方がない!!」
とのことでした。
この日は写真を撮りそびれましたが、Mさんは牛づくりも上手な方です。
牛だけでなく、堆肥づくり、草づくり、土づくりなども重要なポイントですが、
この日は改めてそのことを実感したひと時でした!