九州の肥育農家さんから電話があった。
アースジェネターを 10年以上 給与している農家さんだ。
数年前の厳しい時期にも、自分なりに牛舎を建てて、増頭していた篤農家さんだ。
農家さんからの注文は(飼養頭数が同じであれば)ほとんどの場合 定期的にあるので、
おおよそ理解しているのだが、今回の電話は、ほぼ一年ぶりの電話だった。
(この肥育農家さんの注文は今まで 2カ月 に 1度でした)
肥育農家さん:”久しぶりやね。 元気しとうね。 アースジェネターを注文したいんだけど・・・”
岩本:”お久しぶりです!! 電話がなかったので(アースジェネターの給与を)止めたと思っていましたよ。”
肥育農家さん:”のぼすんなよ、こら!! ”
怒られる 僕・・・ ちょっと気まずいムード・・・
岩本:”肥育農家さんを辞めたという意味ではなく、アースジェネターの給与を止めた、という意味ですよ・・・”
肥育農家さん 苦笑い・・・
言葉って難しいですよね・・・
と言いますか、”やめた” という言葉に敏感になるほど 肥育農家さんが厳しい ということだと思います。
岩本:”アースジェネターの給与を再開するのは嬉しいのですが、何かありましたか?”
肥育農家さん:”やっぱり、やってたほうが良いような気がして・・・”
岩本:”僕が言うと、かなり怪しいのですが、継続した方が結局 農家さんのためになりますので、
だまされたと思って継続して下さい。 ムフフ・・・(ムフフは言っていません)”
今の子牛相場、エサ価格、枝肉相場により肥育農家さんはかなり厳しい状況にあると思います。
コスト削減の一つとして、アースジェネターの給与やめたり、給与量を減らそうという方達は少なくないです。
肥育牛 240頭 全頭にアースジェネターを給与したら、年間コストは 約 100万円。
繁殖母牛 30頭 子牛 20頭 に 全頭に給与したら 年間コストは 約 17万円です。
☆アースジェネターのコスト
肥育牛・搾乳牛) 1頭 1日 5グラム 約12円 1カ月 360円 年間コスト 約4300円
子牛) 1頭 1日 2.5グラム 約6円 1カ月 180円
産まれてから子牛セリに出るまで(約9ヵ月間) 約1600円
コスト削減を考えると、エサを変えることは難しいので添加剤を減らしたいという考えは理解できます。
ただ、添加剤にも意味があり・・・
といいますか、なんのために 添加剤 を給与するのかということをもう一度考えて
コスト削減 について考えていくのが良いと思います。
一番のコスト削減は 病気・事故を減らすこと です。
牛達の腹作り は 畑の土作り と 同じです。
いろいろなこと(もの)について あらためて考える時期なのかもしれません。
決して、アースジェネターの宣伝ではありませんよ・・・