今月18日 愛媛県で開催された 野村臨時家畜市場子牛セリ に 行って来ました。
出場頭数 は 102頭 (2か月 に 1回開催 毎回約100~120頭くらい出場するようです)。
平均価格 は メス 43.5万円、 去勢 49.3万円(税込)だったようです。
種雄牛(一代祖)の血統を見ると・・・
家畜改良事業団 ジェネティクス北海道 そして 薩摩の徳重種畜場さん
ほとんどの牛達が この種雄牛 だったと思います。
ちなみに 母牛の血統を見ると・・・
殿方(肥育農家さん)を惹きつける壇蜜 !?(二、三代祖に安福久が入っている牛) が 4頭 いました。
☆一つの農家さんが そのうちの 3頭 を 出荷していましたが・・・
ムフフ・・・
その他、福安照(母牛) 5頭、 美津照重(母牛) 3頭、 隆之国(母牛) 2頭 など
母牛の改良を早めにしている農家さんもいれば、
実は、今回出場していた子牛の 約2割 が 10産以上 の 母牛から産まれていて、
改良が遅れている農家さんも多いのかもしれない とも思いました。
この日の 去勢の最高価格は・・・
美国桜ー安福久ー平茂勝ー神高福 235日 247キロ 55.1万円(セリ価格)
メスの最高価格は・・・
百合茂ー安平ー隆桜ー第20平茂 269日 314キロ 54.1万円(セリ価格) でした。
出場頭数が他の市場に比べて少ないので 購買者さんが集まりにくく、
他の市場に比べると、高値になりにくい市場なのかもしれません。
メスでも 30万円台の頭数は少なくて、
この日のほとんどの牛達が 40 ~ 53万円!? の間で推移していた(幅が少ない)ということも
母牛の改良が進みにくい 要因の一つ なのだと思います。
自分の牧場で 成績が出た系統の牛を残しながら、
さらに 血統的にも改良していく ということが大切かもしれません。
上場頭数が少ないと どうしても購買者が集まりにくいので、
購買者さんを惹きつける ためにも、
母牛の改良について なおさらみんなで意識しないといけないのではないかと思います。
母牛の改良については なかなか難しい問題だと思うのですが、
今後の 野村家畜市場を考えるという意味でも 避けて通れない問題なのだと思います。