またまた発酵床についての話です。
先日、発酵床に関する勉強会及び交流会を開きました。
参加者は、発酵床で牛を飼養している方、発酵床に興味を持っている方など20数名。
6回目となる今回のテーマは「循環型農業」でした。
視察会場はその取り組みを実践されている十勝管内U牧場さん(乳牛育成預託、和牛繁殖)。
まずは昨年完成した発酵床牛舎を見学。木造で舎内は明るく、牛も心地よい感じでした。
発酵床については、これから数年かけて徐々に安定してくるでしょう。
次に牛舎から出した堆肥を見学。堆肥はカマボコ状にして積み、
切返し及び熟成させた後、草地に還元。土壌の大事な栄養源となります。良い感じです!
最後に草地を見学。
簡単にスコップで掘れるほどフカフカした土や密度が濃い草(株)に驚きました。
草地には必要に応じ主に微量要素やホタテ殻の粉末を散布しておられます。
なんと化成肥料の散布は無しです。
牧草は栄養価が高い上に嗜好性も良く、牛に与える濃厚飼料の給与量を最小限に抑えても、
牛の肋張りが良く、排泄物も発酵しやすいとのことです!
土つくり → 草つくり → 牛つくり → 堆肥つくり → 土つくり・・・・・
循環型農業を確立させることは、足腰の強い経営が可能になる一つの手段だと思います。
発酵床はそれを実現できる多くの要素のうちの一つだと考えています。
今後も発酵床に限らず、様々な情報を発信していきます!