以前にブログで紹介しました発酵床の調査に関しての続きです。
おさらいしますとA農場はやや乾いた清潔感が漂う状態、
一方、B農場はやや水分高めの状態、
果たしてどちらの発酵状態(菌叢)が良いのでしょうか?
という内容だったのですが、
答えから言うと一概に発酵状態(菌叢)の良し悪しを決めるのは容易ではありません
が・・・・、いくつかおもしろい結果が出てきました。
AよりBの方が、
① 菌叢が豊か(種類、数)
② 良い働きをしていると思われる菌群が多い
③ 悪い働きをしていると思われる菌群が少ない
等の結果が出てきました。
つまり、Bの牛床の方が水分含量含め発酵に必要な条件がそろい
発酵状態が安定して環境が良いことが伺えます。
もちろん、Aの牛床もフカフカで抜群に良い環境と言えますが、
Bより微生物が生息しにくい状況だったのかもしれません。
ただ今回は、たった一回の調査結果ということや
乳牛の健康を左右する要因は牛床以外の要因がたくさんあること、
発酵床にテーマを絞ったことなどから
この調査結果が全てではないことは言うまでもありません。
今後も皆さんの経営のプラスになる一環として
様々なことにスポットを当て情報発信していきます。
どうぞよろしくお願いいたします!