自然環境の調和を保ちつつ地球に優しい持続的農業を提案します。

Author: 中紙育朗 Created: 2016/04/01 13:37
沖縄と鹿児島離島を担当することになりました。よろしくお願いします。

By 中紙育朗 on 2018/09/27 15:31

 

ある離島の農場に行かせて頂くと、堆肥舎が新しく建っていました。

 

 

向かって左側は堆肥、右側にはおがくずが積んであります。

 

堆肥が積んである側に、無駄な仕切りが無い事と屋根がシマシマになって

 

いるので堆肥が発酵しやすい、とても良い堆肥舎だと思いました。

 

また片側の屋根だと、雨が吹き込んでしまいますが

 

両方屋根がかかっているので、台風が来ても影響を受けにくいと思います。

 

 

そして、特徴的な部分がありました。

 

それは出入り口が3カ所あるところです。

 

左右に2カ所、中央に1カ所あります。

 

 

(写真は中央部分です)

 

堆肥やおがくずを置くスペースが減ってしまうので

 

一見勿体ないように思えますが、出入り口が3つあるので

 

作業効率がとても良いとの事です。

 

牛と人と重機の動線も考慮して牛舎や堆肥舎を建てると

 

全然変わってくると思いました。

 

今から変える事は簡単には出来ないと思いますが、

 

これからという方の何かの参考になりましたら幸いです。

 

 

 

子牛達のリラックスできるスペースもとても良かったです。

 

 

 

 

By 中紙育朗 on 2018/09/25 16:03

 

皆さま、こんにちは!!

 

南九州・沖縄地区担当の中紙育朗です。

 

 

最近では?農場で働く従業員の方が多くなってきているように思います。

 

個人の農家さんでも、法人の農場でも多頭化しているからだと思います。

 

人数が増えるほど、農場長や経営者、従業員の方同士でのコミュニケーションが

 

大切になってきますよね。

 

 

農場長がいつも牛舎にいてくれると良いのかもしれませんが、

 

セリに牛を導入に行かれたり、会議だったり、牧草の収穫であったり・・・等々

 

留守の時があると思います。

 

 農場長が不在の時でも、個体の情報を共有する為にはメモや記録するのが

 

とても良いと思っています。

 

僕が行かせて頂く農場で、従業員の方がいらっしゃる農場では、

 

下の写真のように、働く全員がすぐにわかるようになっています。

 

とても優秀な3件の農場の記録をご紹介致します。

 

 

上の写真は肥育農場なのですが、エサが無くなった時間、増飼量とその日付が

 

書いてあります。

 

いつもはエサが無くなる時間にたくさん残っていたら、体温を測ったり、糞の状態や

 

顔つき、などを見て農場長にすぐ伝える事ができると思います。

 

 

 

上の写真2枚はそれぞれ別の農場で一貫農家さんになります。

 (見えにくく申し訳ございません)

 

様式は違いますが、

 

 ミルクの飲んだ量や残した量、スターターや飼料、粗飼料はどの位食べたのか

 

ワクチンの予定日などが書かれています。

 

情報を遡る事もできるので、獣医さんに見てもらう時がきたら具体的に伝えられます。

 

もし今されていないのでしたら、農場長や経営者の方に提案してみては

 

いかがでしょうか?

 

きっと喜んでくれると思います

 

 

 

 

By 中紙育朗 on 2018/09/03 22:07

 

皆さま、こんにちは!!

 

9月1日に、福岡県で行われました九州管内系統和牛枝肉共励会に行かせて頂き

ました。

 

 

 

結果の前に、僕の中州の夜について長文になりますがお付き合いお願いします

 

 

嘘です

 

短くします

 

 

ヤマシイ気持ちで中州に向かい、少しだけ?暴れてしまいました

 

ばり楽しかったです

 

 

さて話題は戻り

 

九州、沖縄から各17頭、合計  136頭出品されました。

 

 

着時の生体重が870㎏以下という点がこの共励会の難しさでは

 

と思っていましたが、逆に今年は暑さで痩せてしまったような気がする

 

という声もお聞きしました。

 

改めて生き物の難しさを感じます。 

 

栄えある金賞に輝いたのは

 

鹿児島県   新地正清  様 

 

喜亀忠ー安福久ー安糸福  枝重 496.1㎏   BMS  12

ロース芯 105.0㎠  バラ 9.8 歩留り 82.1   単価 10,000円

 

 

 

銀賞1席 鹿児島県 

華春福ー安福久ー勝忠平 枝重 574.2㎏  BMS  12

ロース芯 110.0㎠  バラ 11.0 歩留り 81.5  単価  6,500円

 

 

銀賞2席 佐賀県

秀幸福ー安福久ー金幸  枝重 536.8㎏  BMS  12

ロース芯 93.0㎠  バラ 8.7  歩留り 78.7  単価  5,500円

 

銀賞3席 熊本県

喜亀忠ー安福久ー平茂勝 枝重 527.6㎏  BMS 12

ロース芯 93.0㎠  バラ 10.2 歩留り 80.5  単価  5,000円

 

銅賞1席 鹿児島県

華春福ー喜亀忠ー安福久 枝重 507.3㎏  BMS 12

ロース芯 105.0㎠  バラ 10.0 歩留り 81.7  単価 4,500円

 

銅賞  長崎県

福姫晴ー安福久ー平茂勝 枝重 543.2㎏  BMS 12

ロース芯 92.0㎠  バラ 10.3 歩留り 79.4  単価 4,000円

 

銅賞  福岡県 

華春福ー安福久ー百合茂  枝重 568.9㎏  BMS  12

ロース芯 95.0㎠  バラ 9.8  歩留り 78.9  単価 4,000円

 

銅賞  沖縄県

美津照重ー百合茂ー安福久 枝重 509.7㎏ BMS 12

ロース芯 82.0㎠  バラ 9.7  歩留り 77.7  単価 4,000円

 

銅賞  宮崎県

義美福ー美穂国ー忠富士  枝重 534.9㎏  BMS 12

ロース芯 75.0㎠  バラ 10.5  歩留り 76.6 単価 4,500円

 

 

 

入賞された皆さま、おめでとうございます!!

 

 

出品者の皆さま、お疲れ様でした。

 

 

 

団体優勝は鹿児島県だったのですが、平均BMSが11.7でした

 (BMS12が12頭 BMS11が5頭でした)

 

驚異的ですよね

 

もちろん!?すべての牛で2代祖、3代祖に安福久が入っていたのですが、

 

それでも、すべてを揃えるのはとても難しい事だと思います。

 

 

 

 来年が今から待ち遠しいです

 

 

By 中紙育朗 on 2018/08/31 17:18

 

ある離島では、獣医さんに同行させて頂いているのですが

 

農家さんがとても簡単に、子牛を捕まえていました

 

 

子牛用のスタンチョンです

 

業者の方にお願いして、特注で造ってもらったそうです。

 

幅は締めた時に11㎝が丁度いいそうです

 

 

ミルクのバケツもセットできるようになっています!!

 

獣医さんに子牛を見てもらう時、その子牛に薬などを飲ませたり

 

という時にすぐに準備が出来ます

 

子牛を捕まえる時に困っている農家さんがいましたら、

 

何かの参考になりましたら幸いです。

 

 

By 中紙育朗 on 2018/08/31 8:46

皆さま、こんにちは!!

 

重機が通路に入れないので、ロールを転がして広げ給与している農家さんに

 

お奨めの台車です

 

 

自分が牧場にいない時でも、奥様の身体に負担にならないようにと考え

自作されたそうです

 

とても優しいですよね(僕も少しは見習わなくては・・・

 

 

取っ手の付いている側に回転するローラーを付けているので、方向を変えるのも

簡単  との事

 

 

上部に十字型を付ける事で、ロールを浮かして牧草を取りやすくしているそうです。

 

 

費用は大体6千円から7千円くらいとの事

 

毎日の作業ですので、簡単にされてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

By 中紙育朗 on 2018/08/03 17:24

皆さま、こんにちは!!

 

今回は、美国桜母牛の結果について書きたいと思います。

 

 

1代祖は全て幸紀雄の去勢になります。

 

皆さま、ご存知のとおり幸紀雄自体の能力が凄く高いのですが・・・

 

 

 母牛       頭数   枝重      歩留    BMS   A5率    A4率

 百合茂   102頭  511.5キロ  75.25    9.04  73.5%   98.0%

 安福久  1,145頭  508.7キロ  76.14   9.50   77.7%   95.5%

 美国桜    58頭  514.8キロ  77.03   9.78   77.6%   94.8%

                     (家畜改良センター様の枝肉成績取りまとめより)

 

 

比較の為、百合茂と安福久を書いてみました。

 

 

 

まだ頭数は少ないですが、安福久と同じくらい良いですよね

 

 

 

これから、美国桜をつけて、母牛に残す予定の農家さんがいましたら

 

 

子出しの大きい母牛につけてくださいね

 

 

By 中紙育朗 on 2018/07/27 8:25

 

 

今回は、北海道の酪農家さんが取りいれている、リレー換気とトンネル換気の

 

組み合わせを紹介させて頂きます。

 

 

 

牛の体感温度の指標では

風速1メートルで6℃、2メートルで8℃、3メートルで10℃、4メートルで12℃

計算上では下がるそうです。

 

 

搾乳している牛が、常時280頭くらいの酪農家さんになります。

 

 

 

 

片側の壁に16台と、上部に4台  合計20台の扇風機がついています。

 

 

上部の扇風機4台は冬でも回しているそうです。

湿度と氷柱対策との事。

 

 

 

 

牛舎の外に出ると、引き込む風がとても強かったです。

 

 

 

 

リレー部分の扇風機は1列6台が約7メートルから9メートルスパンで並び

おおよそ80台の扇風機が付いていました。

 

扇風機の角度は50度。

一般的に言われている45度では、敷料のおがくずが飛んでしまうから との事。

 

 

 

パーラーへの待機場にも3台の扇風機がついています。

 

 

外気温は23℃くらいだったと思いますが、牛舎内はとても涼しい?(寒い)

かったです。

 

暑さに弱く、ストレスが多くかかる搾乳牛なので、これほど快適な環境が必要

なのだと思います。

 

 

パーラーは32ポイントのロータリーパーラーになります。

ちなみに1回転するのに朝は5分、夕方は4分くらいで搾乳時間は、

それぞれ1時間15分くらいとの事です。

 

授精は夕方の搾乳時にパーラー内でするので、牛を捕まえる手間が無い

そうです。

 

 

 

 

育成牛舎もトンネル換気でした。

 

 

 

 

フリーストールもそうですが、横はネットが張っているので、

鳥が入ってこないようになっていました。

 

 

今のところ、酪農で増える傾向にあるトンネル換気ですが

これから和牛でも普及していくのかもしれませんね。

 

 

By 中紙育朗 on 2018/07/26 16:04

 

前回に続き、暑熱対策の話題になります。

 

過去のブログと重複する部分も多々あるかと思いますが、今まで見てきた中での

 

施設面での暑熱対策について紹介させて頂きます。

 

まず方法という訳では無いのですが、やはり飲み水がもっとも重要だと

思います。

 

ありきたりの事ですが、水槽をキレイにしてあげ、こまめに水を取り替えて

 

新鮮な水がたくさん飲めるようにしてあげて欲しいと思います。

 

 

 

 

続きまして、屋根からの熱を和らげてあげる方法です。

 

これにはいくつかのやり方がありました。

 

屋根から水をかけてあげる。(見えにくいですが、スプリンクラーがついています)

 

夏場のみシマシマ牛舎(ドーム型牛舎)の透明部分に遮光ネットを張る。

(日陰の部分を多く作ってあげる)

 

上の写真の農家さんは、ミストもしております。

 

最近、ミストは逆に湿度を上げてしまい、暑いような気がするという声も聞きます。

 

ミストを出す時間、間隔、風の強さ(扇風機の台数)を調節してあげると

 

やはり効果はあるのではないでしょうか。

 

また人工哺育の牛用に、小型な扇風機にミストを取り付けている農家さんも

 

いらっしゃいました。

 

ネットで探すと3000円ぐらいで同じような製品がありました。

 

 

 

屋根に石灰やペンキで白く塗る方法では約20℃くらい熱を抑える

 

効果があるそうです。

 

屋根の内側にはコンパネを張りつけています。

 

特に日差しの強い地域で、お奨めです。

 

 

 

最後に牛に直射日光を当てないように、遮光ネットを使う方法です。

九州の農場で多く見かけます。

張る手間がかかりますが、手軽で費用もあまりかからないので

お奨めです。

 

新しいやり方は無かったかもしれませんが、牛と農場で働く方の為にも

何か対策をして頂けたらと思います。

 

次回は、北海道の酪農家さんがやっているリレー換気とトンネル換気の組み合わせ

を紹介させて頂きます。

 

 

By 中紙育朗 on 2018/07/19 16:52

皆さま、こんちには!!

 

今、僕は北海道にいるのですが、

 

天気予報やニュースを見ると本州や九州ではとても暑い日が続いていますね。

 

人も大変だと思いますが、牛も大変だと思います。

 

そこで今回は、暑熱対策について僕なりに考察してみたいと思います。

 

農家さんのところに行かせて頂くと

 

「昔はこんなに暑くなかったのにな~」とよくお聞きするので

 

(北海道に住む僕も感じています。もちろん九州とは比べられないほど涼しいですが)

 

 

比較してみました。

 

※鹿児島県の平均気温と平均湿度

 

気温(℃)

 

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

年間平均

1997年

8.1

9.4

13.8

17.3

21.4

23.8

27.9

28.5

25.1

19.6

17

12

18.7

2017年

9

9.2

11.6

17.5

21.1

23.3

29.2

29.7

25.7

22.4

15.3

8.7

18.6

気温差(℃)

0.9

-0.2

-2.2

0.2

-0.3

-0.5

1.3

1.2

0.6

2.8

-1.7

-3.3

-0.1

                                                                        

湿度(%)

 

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

年間平均

1997年

62

64

65

67

71

76

75

76

73

65

70

68

69.33333

2017年

67

64

69

73

71

79

81

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By 中紙育朗 on 2018/06/30 21:19

 

 

 

皆さま、こんにちは!!

 

 

もともとは、搾乳牛の繋ぎ飼い牛舎を上手く改装して

 

和牛の子牛を飼っている農家さんを紹介させていただきます

 

 

バーンクリーナーの溝は子牛が落ちないように板を乗せています

 

また、1頭当たりの広さも十分確保されています。

 

 

 

 

とてもいいな  と思うのは子牛のベッドです!!

 

敷料が厚く敷いてありますし、綺麗です

 

九州なのですが、この農家さんの地域は冬になるとかなり寒いので

 

子牛はお腹を冷やしてしまいそうですが、この厚さにより軽減してくれている

 

と思います。

 

 

 

哺乳牛は下の写真のようになっています。

 

いつもとても綺麗にされているので、ほとんど臭気を感じないです

 

 

 

新しく牛舎を建てるのも選択肢の1つだと思いますが

 

今ある施設に少し手を加えてあげると、牛と人にとって良い環境が造れるような

 

気がしました