自然環境の調和を保ちつつ地球に優しい持続的農業を提案します。

Author: 中紙育朗 Created: 2016/04/01 13:37
沖縄と鹿児島離島を担当することになりました。よろしくお願いします。

By 中紙育朗 on 2018/07/27 8:25

 

 

今回は、北海道の酪農家さんが取りいれている、リレー換気とトンネル換気の

 

組み合わせを紹介させて頂きます。

 

 

 

牛の体感温度の指標では

風速1メートルで6℃、2メートルで8℃、3メートルで10℃、4メートルで12℃

計算上では下がるそうです。

 

 

搾乳している牛が、常時280頭くらいの酪農家さんになります。

 

 

 

 

片側の壁に16台と、上部に4台  合計20台の扇風機がついています。

 

 

上部の扇風機4台は冬でも回しているそうです。

湿度と氷柱対策との事。

 

 

 

 

牛舎の外に出ると、引き込む風がとても強かったです。

 

 

 

 

リレー部分の扇風機は1列6台が約7メートルから9メートルスパンで並び

おおよそ80台の扇風機が付いていました。

 

扇風機の角度は50度。

一般的に言われている45度では、敷料のおがくずが飛んでしまうから との事。

 

 

 

パーラーへの待機場にも3台の扇風機がついています。

 

 

外気温は23℃くらいだったと思いますが、牛舎内はとても涼しい?(寒い)

かったです。

 

暑さに弱く、ストレスが多くかかる搾乳牛なので、これほど快適な環境が必要

なのだと思います。

 

 

パーラーは32ポイントのロータリーパーラーになります。

ちなみに1回転するのに朝は5分、夕方は4分くらいで搾乳時間は、

それぞれ1時間15分くらいとの事です。

 

授精は夕方の搾乳時にパーラー内でするので、牛を捕まえる手間が無い

そうです。

 

 

 

 

育成牛舎もトンネル換気でした。

 

 

 

 

フリーストールもそうですが、横はネットが張っているので、

鳥が入ってこないようになっていました。

 

 

今のところ、酪農で増える傾向にあるトンネル換気ですが

これから和牛でも普及していくのかもしれませんね。

 

 

By 中紙育朗 on 2018/07/26 16:04

 

前回に続き、暑熱対策の話題になります。

 

過去のブログと重複する部分も多々あるかと思いますが、今まで見てきた中での

 

施設面での暑熱対策について紹介させて頂きます。

 

まず方法という訳では無いのですが、やはり飲み水がもっとも重要だと

思います。

 

ありきたりの事ですが、水槽をキレイにしてあげ、こまめに水を取り替えて

 

新鮮な水がたくさん飲めるようにしてあげて欲しいと思います。

 

 

 

 

続きまして、屋根からの熱を和らげてあげる方法です。

 

これにはいくつかのやり方がありました。

 

屋根から水をかけてあげる。(見えにくいですが、スプリンクラーがついています)

 

夏場のみシマシマ牛舎(ドーム型牛舎)の透明部分に遮光ネットを張る。

(日陰の部分を多く作ってあげる)

 

上の写真の農家さんは、ミストもしております。

 

最近、ミストは逆に湿度を上げてしまい、暑いような気がするという声も聞きます。

 

ミストを出す時間、間隔、風の強さ(扇風機の台数)を調節してあげると

 

やはり効果はあるのではないでしょうか。

 

また人工哺育の牛用に、小型な扇風機にミストを取り付けている農家さんも

 

いらっしゃいました。

 

ネットで探すと3000円ぐらいで同じような製品がありました。

 

 

 

屋根に石灰やペンキで白く塗る方法では約20℃くらい熱を抑える

 

効果があるそうです。

 

屋根の内側にはコンパネを張りつけています。

 

特に日差しの強い地域で、お奨めです。

 

 

 

最後に牛に直射日光を当てないように、遮光ネットを使う方法です。

九州の農場で多く見かけます。

張る手間がかかりますが、手軽で費用もあまりかからないので

お奨めです。

 

新しいやり方は無かったかもしれませんが、牛と農場で働く方の為にも

何か対策をして頂けたらと思います。

 

次回は、北海道の酪農家さんがやっているリレー換気とトンネル換気の組み合わせ

を紹介させて頂きます。

 

 

By 中紙育朗 on 2018/07/19 16:52

皆さま、こんちには!!

 

今、僕は北海道にいるのですが、

 

天気予報やニュースを見ると本州や九州ではとても暑い日が続いていますね。

 

人も大変だと思いますが、牛も大変だと思います。

 

そこで今回は、暑熱対策について僕なりに考察してみたいと思います。

 

農家さんのところに行かせて頂くと

 

「昔はこんなに暑くなかったのにな~」とよくお聞きするので

 

(北海道に住む僕も感じています。もちろん九州とは比べられないほど涼しいですが)

 

 

比較してみました。

 

※鹿児島県の平均気温と平均湿度

 

気温(℃)

 

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

年間平均

1997年

8.1

9.4

13.8

17.3

21.4

23.8

27.9

28.5

25.1

19.6

17

12

18.7

2017年

9

9.2

11.6

17.5

21.1

23.3

29.2

29.7

25.7

22.4

15.3

8.7

18.6

気温差(℃)

0.9

-0.2

-2.2

0.2

-0.3

-0.5

1.3

1.2

0.6

2.8

-1.7

-3.3

-0.1

                                                                        

湿度(%)

 

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

年間平均

1997年

62

64

65

67

71

76

75

76

73

65

70

68

69.33333

2017年

67

64

69

73

71

79

81

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By 中紙育朗 on 2018/06/30 21:19

 

 

 

皆さま、こんにちは!!

 

 

もともとは、搾乳牛の繋ぎ飼い牛舎を上手く改装して

 

和牛の子牛を飼っている農家さんを紹介させていただきます

 

 

バーンクリーナーの溝は子牛が落ちないように板を乗せています

 

また、1頭当たりの広さも十分確保されています。

 

 

 

 

とてもいいな  と思うのは子牛のベッドです!!

 

敷料が厚く敷いてありますし、綺麗です

 

九州なのですが、この農家さんの地域は冬になるとかなり寒いので

 

子牛はお腹を冷やしてしまいそうですが、この厚さにより軽減してくれている

 

と思います。

 

 

 

哺乳牛は下の写真のようになっています。

 

いつもとても綺麗にされているので、ほとんど臭気を感じないです

 

 

 

新しく牛舎を建てるのも選択肢の1つだと思いますが

 

今ある施設に少し手を加えてあげると、牛と人にとって良い環境が造れるような

 

気がしました

 

 

By 中紙育朗 on 2018/06/22 15:52

皆さま、こんにちは!!

 

今回は僕が今、気になっている商品について書きたいと思います

 

U-motion(ユーモーション)という牛の行動を観察する商品になります

 

 

「加速度センサ」「気圧センサ」「接近センサ」を用いて

(加速度センサは3軸)

採食時間  飲水回数  反芻  動態  横臥  起立を24時間記録し

 

そのデータから疾病  発情  体調不良  起立困難  分娩

 

などの牛を見つけ出してくれるというものです。

 

 

 

あるF1肥育の農家さんがユーモーションを導入されていました

 

 

 

 

首についているのがセンサになります。

(僕が思っていたよりも小さいと感じました)

 

 

 

導入から約1カ月の印象をお伺いしました。

 

起立困難の牛をメールでお知らせしてくれるので導入しました。

例えば年1頭でも助ける事ができたら費用対効果はあると思っています。

使用して1カ月、今のところ起立不能の牛は出ていませんが、

22ヶ月齢の去勢牛で活動量が低下したためビタ欠と考え投与したところ

活動量が回復しました。(下の写真、赤矢印が低下部分です)

その群のエサ食いが落ちたのは、わかりますがどの個体まではわかりにくいですし

早くわかるので助かりました。

あとはスマートフォンでも見れない事はないですが、パソコンやタブレットは必須です。

との事でした

※ちなみに、こちらの農家さんでは採食時間、飲水回数のセンサは付けていない

タイプになります。

 

 

 

 

また、別の牛になりますが下の写真のような形で見る事ができます。

 

 (写真が見えにくく、申し訳ございません)

 

 

今のところ全国で約3万頭が付けており、データを集めて人工知能が解析して

進化を続けているそうです。

 

 

 

今の時点での欠点としては、牛の首にセンサを取り付けるのが手間になってしま

う事やアラートの改善、牛舎までインターネット回線を繋げなければいけない事

などがあると思いますが、将来に向け可能性がある、面白い商品だと思います。

 

 

興味のある方はこちらをご覧ください➜https://www.desamis.co.jp/

デザミス株式会社  様のホームページになります。

 

 

また、何かわかりましたらブログで書きたいと思います

 

 

By 中紙育朗 on 2018/06/12 2:14

 

皆さま、こんにちは!!

 

大変遅くなりましたが、7日~8日に行われました、種子島子牛セリの結果に

ついて書きたいと思います

 

 

 

 

出場頭数(2日間合計) ※欠場牛を含む

去    400頭      メス    282頭      合計  682頭

 

平均価格(2日間合計)

去  82.7万       メス  71.3万     合計平均  78.0万

                               (前回比  -3.0万)

 

 

種雄牛別出場頭数(上位10)

華春福    159頭

諒太郎     88頭

喜亀忠     86頭

美国桜     59頭

直太郎     57頭

秀幸福     44頭

隆之国     20頭

茂勝朗     18頭

幸紀雄     18頭

実有貴     12頭

 

 

高値だった去勢の牛を書きます。

 

諒太郎ー安福久ー金幸ー但馬福    273日   312キロ  117.0万(税抜)

喜亀忠ー安福久ー勝忠平ー安糸福  255日   319キロ   115.2万

幸紀雄ー勝忠平ー安福久ー金幸   234日   294キロ   113.9万

華春福ー安福久ー金幸ー平茂勝   266日   316キロ   111.2万

華春福ー安福久ー勝忠平ー金幸   244日   325キロ   109.2万

 

 

 

2代祖美国桜は去勢とメスを合わせると9頭だったのですが、2頭の去勢の結果

 を書きます。

 

諒太郎ー美国桜ー勝忠平ー安糸福  258日  297キロ  105.1万

ちなみに3産目になります

 

 

諒太郎ー美国桜ー百合茂ー安糸福   261日  297キロ   95.8万

 

 

安福久母牛もそうだと思いますが、その牛がどうか   というところだと思います。

 

 

さて、少し話は変わりますが今回出場していた凛斗福母牛の枝肉結果は

わからなかったのですが、ある共励会での結果では・・・

 

 

直太郎ー凛斗福ー百合茂     着体 894キロ  枝重  569.3キロ

ロース芯  88㎠   バラ  9.8㎝   皮下 1.9㎝  A-5  BMS 12

 

という結果が出ています

 

僕が知っている限りでは凛斗福母牛は少ないのですが、個人的に?注目してい

ます(*^^*)

 

 

鹿児島のある農家さんのところに凛斗福母牛がいました。

 (写真の角度が良くなく、すみません

 

 

ちなみにお腹には夏百合が入っているそうです

 

産まれた頃にまた見に行かせて頂きたいと思っております!

 

By 中紙育朗 on 2018/05/31 17:03

 

今回はカラス対策について、書きたいと思います。

 

正直、これが絶対お勧めです!!という対策は

 

ないのですが、何か少しでも参考になりましたら・・・と思います

 

 

カラス対策で1番効果的なのは金網?ネットフェンスで囲ってしまう事かも

 

しれません。

 

デメリットとしては、大きい牛舎ほど費用がかかってしまう点です

 

もちろん費用対効果かどうかになってきますので、被害が大きい農家さんでしたら

 

1つの選択肢として考えられても良いかもしれません。

 

同時にキツネやタヌキも入りにくくなりますよね

 

 

 

2つ目は、防鳥ネットではないかと思います。

 

ネットフェンスに比べ費用がかからずに出来るかと思います。

 

穴をあけられてしまう事が、あるかもしれませんが

 

修復は難しくないと思います

 

 

ある農家さんではこんなカラス対策グッズを使っていました

 

 

商品名や価格などがわからないのですが、カラスの鳴き声がスピーカー

から流れるようになっています!

 

明暗センサーがついており、カラスが活動する明るい時間に音が出るように

なっています

 

上記の2つよりは費用と手軽さはありますよね

 

効果もあるそうです!!

 

ですが1年くらい経過するとカラスが馴れてきてしまうそうです

 

 

また、何か良い方法がありましたらブログで紹介させて頂きます(*^^*)

 

 

By 中紙育朗 on 2018/05/29 13:46

 

 

皆さま、こんにちは!!

 

今回は、ある農家さんで使っている便利な物を紹介させて頂きます

 

 

1つ目は、ハエ取りテープになります

  

 

アメリカンなパッケージが印象的です

 

この農家さんでは、牛舎をネットで2重に囲っているのですが

 

 

それでも小さいハエが入ってきてしまうので、牛舎の隅にテープを張っています。

 

低い位置で、特にオーツヘイの近くは沢山捕まるそうです

 

徹底されていますよね

 

 

この農場の牛達は快適だと思います(*^^*)

 

 

 

 

続きまして、、、

 

大工さんが腰に付けている、腰袋?です

 

 

そこには、チョーク、スクレーパー、カッターナイフ、ちりとり

が入っています

 

こちらを身に着けている事で、広い農場内でも効率的に作業が進みそうですよね

 

この農場の、飼槽やません棒が綺麗なのは想像される通りになるかと思います。

 

 

 

良いなと思う牛もいました

百合茂ー安福久ー勝忠平    去勢   19か月齢

 

 

結果が楽しみです

 

 

By 中紙育朗 on 2018/05/24 23:48

皆さま、こんにちは!!

 

ラボジェネター九州・沖縄地区担当の中紙です。

 

今は九州の現場を回っています。

 

昨日は熊本の獣医さん、S先生の診療に同行させて頂きました

 

最初の診療は、足を痛めて立てなくなってしまった牛の治療でした。

 

 

その牛は約2週間前、発情が来ており柵を飛び越えようとして

 

見つけた時には、右後ろ脚が引っかかったまま

 

体は柵の向こう側の地面に着いてしまっていたそうです

 

 

脚の状態はかなり良くないので廃用にしてしまう選択肢もあったかもしれませんが、

S先生の「可能性はある」という後押しもあり、農家さんは治療を続けたそうです。

 

今まで機械で吊ってあげても立てなかった牛ですが、この日は・・・

 

 

 

初めて立ってくれました。

 

心温まる場面に立ち会えて嬉しかったです。

 

 

症状はそれぞれあると思いますが、廃用にするか、治療を継続するか

という選択は

牛を飼っている農家さんであれば

1度は経験される事かと思います。

 

 

治療を継続する場合、牛の事も心配ですが、スペースの確保も必要ですし

治療代など経費の事、獣医さんの協力、そして何より農家さんの手間と気力が

必要ではないか思います。

 

 

 

S先生「優秀な農家さんほど諦めない。その姿勢が他の部分に出てくる。という

     ことなのかもしれない」

 

 

何かに挑戦したり、根気よく継続するのはとても難しい事ですが

 

何か良い事が待っているのかもしれませんね

 

 

By 中紙育朗 on 2018/04/30 19:41

 

昨年ブログで紹介させて頂きましたが、先日長崎の農家さんでも同じように

暑さ対策をされている農家さんがいらっしゃったので再度アップします。

 

 

屋根の内側にベニヤ板を貼っています。

(写真の農家さんは沖縄になります)

これだけですが、どちらの農家さんも全然違うと  との事

 

特に日差しの強い地域では、効果があると思います。

 

 

逆に北海道では寒さ対策の屋根にされている農家さんがいました

 

人工哺育のスペースなのですが、冬時期に寒く暗くなってしまうので

朝日が入ってくる東側だけ透明な屋根にされたそうです

雪が落ちてくれるか心配だったそうですが、大丈夫との事。

夏の暑い時期には青いネットを張って、日差しよけにしていると言われておりました。

 

何か1つでも参考になりましたら幸いです。